道祖神は「ドウロクジン」「サエノカミ」などとも呼ばれ村境や 辻などで災厄や悪霊の進入を防ぐ神とされ、また子どもの成長、 子宝祈願などの対象として祭られている民間信仰の神である。 この神を石像などに刻んで村境などに祀り、この祭りとして 小正月に火祭りが行われます。 とりわけ野沢温泉の道祖神祭りは壮大な規模で知られています。 (出典:野沢組惣代「野沢温泉道祖神祭り」) 毎年1月15日に行われる野沢温泉村道祖神祭り。 村の集が松明に火を灯し、厄年の男集が立てた櫓に火をつけようと特攻する。 その特攻から櫓を守ろうと厄年の男たちは松の枝を持って応戦する。両者共に一升を超える日本酒を飲んでおり、 血気が沸いているため、殴り合いになることもしばしば。豪快に火の粉が飛び交う喧嘩祭りである。 重要無形民族文化財にも指定された日本三大火祭りの一つである。 この火祭りは人を熱狂させる。 村の祭りなので村民以外は参加できないが、それでもなお熱狂 した客が喧嘩輪の中に入り、川に落とされる光景などはよく眼に する事が出来る。 かの「芸術は爆発だ!」の言葉で知られる岡本太郎はこの祭りに ほれ込んで、野沢温泉を第二の故郷にした一人である。彼の 作品は野沢温泉のいたるところで見ることが出来る。 振る舞い酒もあり、祭りが終わったあとは村のいたるところで 引きずられていく村民と客を眼にする事が出来る。そんな酒・ 火・喧嘩と祭りの三大要素が集まりに集まった、道祖神祭り。 きっとこの祭りは貴方の人生観を変えることでしょう。
9月8日と9日に行われる湯沢神社例大祭。 この祭りの見所は野沢温泉の自然を背後に1000発以上の 花火が打ち上げられることだろう。1000万円以上の寄付が 野沢温泉を愛する人々から集まり、夜空には大輪の花が 咲き乱れる。 秋の野沢温泉の最高の一夜として、野沢温泉に来る際は ぜひ訪れたい二日間である。